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六十八日目の朝が来た
あまり眠れなかったが、今日も頑張らなくては
第一執務室へと向かおう
部屋には、第一艦隊が既に集まっている
磯波「提督?ご連絡があるみたいです」
また大本営からか、中身を見てみると
北方泊地での敵の動きは鎮静化された、各鎮守府の働きに感謝する
との事だ、今回は早かったな・・・他の鎮守府が頑張ったのだろうか?
しかし、ここ最近連続して北方で敵の動きがあったからな
これで終わるとは思えない、偵察を出してみた方が良いかもしれないな
ともかく第一艦隊には、艦隊行動練習に出て貰おう
命令を出すと、みんな静かに出て行く
まだ、みんなもショックが残っている様子だな
その後、暁に連絡を入れ
北方泊地への高速空輸を指示した
暁「暁の出番ね、見てなさい!」
本人も、やる気満々で出発して行った
それから暫らくして、第一艦隊が戻って来た
いつもの様に、磯波から報告書を受け取る
特に問題は無い、みんなゆっくりとだが成長している様だ
その後、第一艦隊と一緒に補給を行う
なんと今日は、白雪がカレーを作ってくれた
おそらく俺を元気づける為だろう、ありがたい
とても美味しかった、流石は白雪という感じだ
みんなも、喜んで食べている
磯波と初雪は、熱心にレシピまで教えて貰っていた
沈んでいた気分が、だいぶ軽くなった気がする、ありがとう白雪^^
楽しく補給を終えて、第一執務室へと戻る
第二艦隊に通信すると、暁はもう着いていた
編成を組み直す
旗艦 ・龍田 二番艦・綾波 三番艦・曙
四番艦・吹雪 五番艦・皐月 六番艦・暁
これは火力順ではない、ある考えがあっての事だ
それは現在、北方泊地に大本営から発令されている
遠征依頼を行って貰う為である
その遠征依頼の内容は
軽巡洋艦を旗艦とした水雷戦隊で
北方泊地の哨戒任務を実施せよ、という物だ
つまり大本営も俺と同じく、偵察が必要だと考えているという事だろう
丁度良いので第二艦隊には、これを行って貰う事にする
まだ龍田は、天龍の死から立ち直ってはいない様子だが
軽巡洋艦が2隻しか居ない今、休ませてやる余裕は無かった、すまない龍田
遠征帰還予定は2日後だ
自室へ戻ろう
部屋に入ると・・・
初雪が、俺の布団を占領していた
もしもーし、どうしたんですかー?^^;
俺が声を掛けると、目だけでこっちを見て
食べ過ぎて苦しい・・・今日はここで寝る・・・
とか言い出した
あー白雪のカレー、がっつり食べてたものね・・・
せめて装備を外して、寝てくれないかなー?^^;
ダメもとで提案だけしてみるが
もう・・・動きたくない・・・
予想通りの返答が返って来た^^;
やれやれ・・・仕方ない、外してやるよ・・・
初雪「いやぁだ、触らないで…」
無茶言うなw
俺は初雪の装備を外し、布団をかけてやる
何で提督、そんなに装備外すの慣れてるの?
ギクリ!^^; 鋭い突っ込みが飛んできたぞ
そ・・・そんなの基本知識だろ?^^;;;
磯波の装備を外して、コツを知っていたとは言わない方が良いだろう・・・
ふーん・・・
誤魔化せた様だ、こたつに潜り込む、今日はここで寝るとしよう
おやすみなさい
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