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よし、十九日目を開始する
今朝も、いつも通り綾波が来た
随分と、まめな子だな
まぁ俺も朝に、女の子に起こされるというのは
まんざらでもないので、止めたりはしないけどね♪
2人で執務室に向かい、みんなを集める
また今日も、艦隊行動訓練の命令を出す
いい加減、飽きたりして無いだろうかと内心心配していたが
みんな素直に、訓練に向かって行く
出来た子ばかりで助かる
今日は、久しぶりに訓練の様子を見学してみると
最初の頃に比べて動きが良くなっているのが、素人の目にも分かった
みんな真面目に、訓練に取り組んでいる
今日も、それぞれ成長を遂げているだろう
綾波に今日は、練習を見学していたので報告書は必要ない旨を伝えておく
練習が終わると、補給タイムだ
何となく、みんなの様子を見ながら食事をしていて気が付いた
睦月と如月は、とりわけ仲が良い様子だ
いつも、べったりな感じがする
これからも、出来るだけ一緒に居させてあげようと思う
しかし、こうして見ていると
何となく如月の方が、お姉さんっぽいよな
ふと、睦月に人間としての年齢を知っているのか、聞いてみると
やはり、知らないという答えが帰ってきた
ということは普通に如月の方が、年上かもしれないのか・・・
その後、執務室に戻り今日もダンボールに腰掛て
あれこれと、雑務をこなす
いい加減、まともな机が欲しいな・・・
そう思っていると、綾波が来て
綾波「お茶にいたしましょうか?」
と言いながら、お茶を持ってきてくれた
それはありがたいです^^
その後、仕事の手伝いまでしてくれた
おかげで仕事も速く片付き、綾波と話をする流れに
そういえば綾波って以前、戦闘の時
目の色が変わって凄い動きしてたけど、あれって何なの?
質問してみると、綾波が首をかしげながら
そうなんですか? 全然自覚は無いのですが・・・
と答える、自覚無しでやってたんだアレ・・・^^;
確かに戦闘中、夢中になって回りが見えなくなる時はありますが・・・
綾波が何か思い出そうとしている様な、そんな素振りをしながら言ってきた
ふうむ・・・アレは綾波だけの事なのだろうか?
俺が質問の角度を少し変えてみると
あ、そう言えば、艦娘は深海棲艦のパーツをつかっているせいか
時々暴走してしまう子がいると、聞いた事がありますね
綾波が、ふとそんな事を言い出した
あ、たぶんそれですね、それって大丈夫なの?
俺がそう聞いてみると
どうなんでしょう、そのまま暴走して
深海棲艦になってしまった子もいるとか
睦月ちゃんから聞いた事はありますが・・・
ただの綾波を怖がらせる為の、作り話だと思っていました
綾波は平気そうな表情で話す
え・・・もしそれが本当なら、綾波は結構やばいのでは・・・
まぁ睦月の話だから、確かに冗談の可能性もあるけど
俺が綾波の事を心配して呟くと
綾波は大丈夫ですよ^^ 司令官さんが居ますから♪
そう言って、綾波は微笑んだ
俺には良く判らない根拠だが、綾波には自信があるみたいだ
とりあえず今は、綾波を信用する事にしよう
そろそろ日も暮れてきたので、話を切り上げて自室へと戻る
でも、もし綾波が深海棲艦になっちゃったら
どうしよう・・・
きっとヤバイ事になりそうだな・・・
たぶん他の艦娘では、止められそうも無い
これからは、綾波が暴走する原因にも気をつけていよう
そんな事を思いつつ、眠りについた
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