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よし、みんなのチョコを食べ終わった、作戦開始だ

しかし、その作戦は1歩目から崩れ去る

司令官、そんな所に居たのか

声を掛けられて振り向くと、そこには菊月が居た

菊月「柄じゃないのだが…司令官はいつも気を遣っているからな

 

偶にはお返しだ」

と言って、サメ型のチョコを差し出してくる

あ、ありがとう^^;

何でサメの形なのか、どうして剥き出しなのか、今君口を付けてなかったか?

など突込みたい事を全部飲み込んで受け取ったw​

とりあえず、海上護衛にちゃんと戻るように言い、その場を立ち去る事にした

その後は順調に、誰にも発見されずに、執務室へと距離を縮める

何だか、スニーキングミッションの様になってきた気がするな^^;

しかし、そう簡単には行かないのが現実というもので・・・

俺はいつの間にか、背後を取られていた

提督!

俺「! 」

​振り返ると、そこには・・・朧が居た

朧「提督、あの…朧、こちらを作ってみたのですが…

 

あの、も、もしよかったら」

​と言って、綺麗にラッピングされた箱を差し出してくる

うん、ありがとう、嬉しいよ

こんなに真っ直ぐに見つめて言われると、そうとしか答えられないよね^^;

その後ダンボールを発見して、それを被る事で順調に執務室前まで辿り着く

流石、スニーキングのお供と言われる、ダンボールだな

しかし・・・執務室の扉の前には初雪が待ち受けて居た

そこで待たれては、隠れて入るのは不可能だ

​俺は諦めて、ダンボールから出て、執務室へと歩を進める

初雪「チっ、チョっ、ン…チョコレート

 

いいちおう、買ってきた……あげる…」

何故、このチョイスなのだ?!

通過ぎるだろw

ま、まぁデカイの渡されるより、助かるけど・・・

何にしても、ようやく執務室に辿り着けた、俺は勢い良くドアを開ける

部屋には当然、第一艦隊が待ちくたびれていた

ちょっと、如月が怖い顔をしているけど、視線を合わせない様にする

そして第一艦隊には、雷撃戦練習を命令する

磯波が俺の耳元で

 

提督、チョコは沢山貰っちゃいましたか? 

 

と呟いて出て行った・・・

なんだか、妙なプレッシャーを感じたな^^;;;;

みんなが出ていった後、何とかチョコを全部食べきる

1つ1つは美味しいのだが

 

こう甘い物ばかりだと、胸焼けしそうだ・・・

そう思っていると、部屋に敷波が入って来た

敷波「い、一応だね、用意はしたんだけど

 

どうせいらないじゃん、多分、……え、いる?ぁっ…そっ」

そんな顔されて、いらないと言える男は

 

たぶんこの世の中に居ないです・・・^^;

​お礼を言って、頑張って胃袋に詰め込む

ふん、綾波が居ないからね、代わりにあげただけなんだからね

​そう言うと、敷波は部屋から出て行った・・・

​ちょっとチョコの食べ過ぎで、気分が悪くなってきた、横になって休もう

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