top of page
補給を済ませ、第二執務室へと戻って来ると
吹雪だけが、一人で執務室で待っていた
吹雪「お疲れ様です! 司令官」
声を掛けてくる吹雪に、他の5人は?
と聞いてみると、まだ帰還したばかりで
綾波は報告書作成、残りの4人は休憩中だと言う
なるほど、ところで吹雪ってさ、磯波と顔そっくりだよね?
何となく前から思っていた事を言ってみた
えええ? そうですか?
意外だと言わんばかりに答える吹雪
うむ、姉妹だから仕方の無い事なのかもだが
たまに間違うくらい似てると思ぞ
と言うと、吹雪が俺の目の前に来て
前髪の髪型と、後ろが三つ網かどうかが違います!
力説しながら、髪型を見せ付けてくる
えぇ?・・・うん・・そうだけど・・・そんだけなんだ・・・^^;
吹雪は確かに後ろの髪は、ちょろっとあるだけだ・・・
このちょんまげかぁ・・・
でもこれだと後ろから見ないと、分からないし
そう話していると、廊下から足音が聞こえてきた
! まずいですよ司令官、きっと綾波さんです
昨日の今日でこんな事してたら、また怒られちゃいますよ
そう言って吹雪が、部屋の隅にあるロッカーに俺を押し込めてくる
とりあえず、ここに隠れましょう
と言って、吹雪まで入って来た・・・
うわ、狭い・・・^^;
部屋に入って来たのは、綾波の様だった
あれー? 誰も居ませんね、吹雪さんは先に行った筈なのに・・・
そんな声が聞こえる
しょうがないなぁ、みんなが来るまで、お茶でもしてましょう
俺(ええええ、それじゃー出られないよ)
吹雪(こ・・困りましたね^^;)
俺(というか、吹雪まで入る事は無かったんじゃあ?)
吹雪(あ・・・そう言えばそうですね・・・つい勢いで入っちゃいました^^;)
俺(これじゃあ、余計見つかる訳にはいかなくなったな・・)
吹雪(そ・・・そうですね・・・この状況を見られたら、確実にアウトですね)
そんな事をボソボソとやりとりしていたが
吹雪の体が密着している為、その胸の感触が・・・^q^
俺(何だか柔らかい物があたっているのですが・・・^^;)
吹雪(そりゃ、私だって、それなりにあるんですからね#)
吹雪(それより司令官、足もうちょっと真っ直ぐに出来ませんか?)
俺(無理だ、バケツとか色々あって、動かすと音が出てしまう)
俺(吹雪こそ、もうちょっと身体を離せないか?
このままだと色々まずい事になりそうなんだけど・・・)
吹雪(無理に決まってるじゃないですか、限界です)
俺(ですよねー・・・ごめん吹雪)
吹雪(何がですか? って、ええぇ?し、司令官?)
俺(・・・・) 吹雪(・・・・)
吹雪(司令官、この硬いの、早くおさめて下さい#)
俺(こ・・この状況では難しいかなぁ・・・^^;;;;;)
と、その時
もう、みんな遅いなぁ、探してこよーっと・・・
と声がして、足音が遠ざかって行く
ぷはぁ!、俺と吹雪はロッカーから開放される
2人共、顔が真っ赤になっていた
俺は、吹雪にみんなを呼んで来るように指示をする
吹雪は、司令官のバカぁ! と叫んで走って出て行った
そんな事言われても・・・不可抗力なんですよorz
暫らくすると第二艦隊が、揃ってやって来た
吹雪だけは、俺と目を合わせようとしないけど・・・^^;
綾波から、報告書を受け取る
以下、報告書まとめ
今日は、敵主力艦隊を発見出来ず
偶然遭遇した、駆逐艦を3隻撃破しました
損害は無し、MVPは龍田さんです
艦娘のパーツは発見出来ず
好調の者はいません、深雪ちゃんと曙に疲労が見られます
なるほど、今日は残念な結果だった様だ
第二艦隊には補給を指示、俺は自室へと戻る
ふう、今日は何とか、修羅場を回避出来たな
部屋で安堵して、ゆっくりとくつろぐ
何と言うか、吹雪・・・ごちそうさまでした^q^
押入れに向かって、おやすみ、と声をかけて就寝とする
bottom of page