top of page
7ce1bf6ca16fd8e60a63f046a7e5b371.jpg

補給を済ませ、第二執務室へと戻って来ると

吹雪だけが、一人で執務室で待っていた

吹雪「お疲れ様です! 司令官」

 

声を掛けてくる吹雪に、他の5人は?

と聞いてみると、まだ帰還したばかりで

 

綾波は報告書作成、残りの4人は休憩中だと言う

​なるほど、ところで吹雪ってさ、磯波と顔そっくりだよね?

何となく前から思っていた事を言ってみた

 

えええ? そうですか?

​意外だと言わんばかりに答える吹雪

 

うむ、姉妹だから仕方の無い事なのかもだが

 

たまに間違うくらい似てると思ぞ

​と言うと、吹雪が俺の目の前に来て

前髪の髪型と、後ろが三つ網かどうかが違います!

​力説しながら、髪型を見せ付けてくる

 

えぇ?・・・うん・・そうだけど・・・そんだけなんだ・・・^^;

吹雪は確かに後ろの髪は、ちょろっとあるだけだ・・・

このちょんまげかぁ・・・

 

でもこれだと後ろから見ないと、分からないし

そう話していると、廊下から足音が聞こえてきた

! まずいですよ司令官、きっと綾波さんです

 

昨日の今日でこんな事してたら、また怒られちゃいますよ

そう言って吹雪が、部屋の隅にあるロッカーに俺を押し込めてくる

とりあえず、ここに隠れましょう

と言って、吹雪まで入って来た・・・

うわ、狭い・・・^^;

部屋に入って来たのは、綾波の様だった

あれー? 誰も居ませんね、吹雪さんは先に行った筈なのに・・・

そんな声が聞こえる

しょうがないなぁ、みんなが来るまで、お茶でもしてましょう

俺(ええええ、それじゃー出られないよ)

吹雪(こ・・困りましたね^^;)

俺(というか、吹雪まで入る事は無かったんじゃあ?)

 

吹雪(あ・・・そう言えばそうですね・・・つい勢いで入っちゃいました^^;)

俺(これじゃあ、余計見つかる訳にはいかなくなったな・・)

​吹雪(そ・・・そうですね・・・この状況を見られたら、確実にアウトですね)

そんな事をボソボソとやりとりしていたが

 

吹雪の体が密着している為、その胸の感触が・・・^q^

 

俺(何だか柔らかい物があたっているのですが・・・^^;)

吹雪(そりゃ、私だって、それなりにあるんですからね#)

​吹雪(それより司令官、足もうちょっと真っ直ぐに出来ませんか?)

俺(無理だ、バケツとか色々あって、動かすと音が出てしまう)

俺(吹雪こそ、もうちょっと身体を離せないか? 

 

このままだと色々まずい事になりそうなんだけど・・・)

吹雪(無理に決まってるじゃないですか、限界です)

俺(ですよねー・・・ごめん吹雪)

吹雪(何がですか? って、ええぇ?し、司令官?)

俺(・・・・) 吹雪(・・・・)

吹雪(司令官、この硬いの、早くおさめて下さい#)

俺(こ・・この状況では難しいかなぁ・・・^^;;;;;)

と、その時

もう、みんな遅いなぁ、探してこよーっと・・・

​と声がして、足音が遠ざかって行く

ぷはぁ!、俺と吹雪はロッカーから開放される

2人共、顔が真っ赤になっていた

俺は、吹雪にみんなを呼んで来るように指示をする

​吹雪は、司令官のバカぁ! と叫んで走って出て行った

​そんな事言われても・・・不可抗力なんですよorz

暫らくすると第二艦隊が、揃ってやって来た

吹雪だけは、俺と目を合わせようとしないけど・・・^^;

綾波から、報告書を受け取る

以下、報告書まとめ

今日は、敵主力艦隊を発見出来ず

偶然遭遇した、駆逐艦を3隻撃破しました

損害は無し、MVPは龍田さんです

艦娘のパーツは発見出来ず

好調の者はいません、深雪ちゃんと曙に疲労が見られます

​なるほど、今日は残念な結果だった様だ

第二艦隊には補給を指示、俺は自室へと戻る

ふう、今日は何とか、修羅場を回避出来たな

部屋で安堵して、ゆっくりとくつろぐ

何と言うか、吹雪・・・ごちそうさまでした^q^

​押入れに向かって、おやすみ、と声をかけて就寝とする

bottom of page