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おはよう諸君、五十一日目だ

今日は久しぶりに、第一執務室へ向かう

部屋に入ると、白雪と磯波が手分けして、部屋の掃除をしていた

うむ、やはり嫁にするなら、こういうタイプだよな

そう思いつつ、白雪に残りの第一艦隊を呼んで来てもらう

続いて海上護衛をしている、望月を呼び出す

6人が集まってから、望月を艦隊に加え、編成を見直す

旗艦 ・深雪 二番艦・電  三番艦・朧

四番艦・白雪 五番艦・望月 六番艦・磯波

こうなった、火力順である

そして第二海域へ、出撃を命令した

今日もテンション高く、深雪が飛び出して行く

​電が、深雪に引っ張られている

​あの2トップ仲いいなw 良い事だ^^

そう思いながら、艦隊の出撃を見送った

俺は、第二執務室へ向かおう

部屋に入ると、第二艦隊は揃っていた

三日月「お知らせが、ある様ですよ」

確認してみると、敷波と曙からだ

南方泊地から、戻ったらしい

早速、2人を呼び出し編成の変更を行う

旗艦 ・吹雪  二番艦・潮 三番艦・初春

四番艦・不知火 五番艦・曙 六番艦・敷波

こうなった、いつもの火力順だ

艦隊を外した三日月、初雪の2人は北方泊地の、海上護衛艦隊に配属とし

第二艦隊には、砲撃戦練習の命令を出す

第一執務室へと戻ろう

部屋に入ると、通信が入った

深雪からだ、敵主力艦隊と遭遇した所らしい

急ぎモニターを付ける

敵は、軽巡洋艦エリート1、雷巡洋艦2、駆逐艦2

まずいな、あの海域の最大戦力か・・・

更に嫌な連絡が入る、こちらが不利な陣形です

く、不運が重なった様だ、乗り切れるか?

砲撃戦が開始される、深雪、電、朧の攻撃で、雷巡洋艦の2隻が小破になる

うちのトップ3で、小破がやっとか・・・これは危険だな

敵軽巡洋艦の攻撃、狙いは二番艦・・・電だ

このエリートも動きが格段に良い、北方で戦った奴と同格だろう

電は回避失敗! 直撃を受けてしまう

残り耐久3・・・大破だ

なおも敵の猛攻は続く、雷巡洋艦の攻撃、白雪軽傷

白雪、望月、磯波の攻撃も、敵軽巡洋艦は軽々と回避する

​奴は強い・・・この海域のエースか?

そして、いよいよ雷撃戦だ

結局、砲撃戦では敵は1隻も沈められなかった

​陣形の不利が、ここまで苦しいとは・・・

敵は、雷巡洋艦が2隻共に健在、当然無数の魚雷が迫る

とても回避しきれる数では無い・・・

望月と電に、攻撃が当たった!

望月、中破!

そして電は・・・爆炎に飲まれ、沈んでいく・・・

敵は雷巡洋艦が1隻沈んだが、まだ4隻健在だ

更に、こちらを追撃する構えだ

俺は急いで、撤退指示を出す

 

白雪が、沈み行く電を引っ張り上げ

 

磯波が中破している望月を、それぞれフォローして退却に入る

しかし敵は、逃がすつもりは無い様だ、追撃してくる

ここは深雪様に任せな!

​深雪がしんがりを、買って出る

撤退行動をしつつも、深雪が応戦する

敵はなおも、追撃をしようとしているが、深雪が上手くそれを阻止した

暫らく追って来た敵も、やがて諦めたようだ

良かった、撤退は成功だ・・・

しかし・・・電は、どうなんだ?

俺は電を支えている、白雪に通信を入れるが

だめです、既に死亡しています・・・

​白雪から、絶望的報告が入る

俺は椅子に、もたれ掛かり、深くため息をついた

3人目・・か・・・

​通信を切り部屋で1人、涙をこぼす・・・

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