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ん・・・何処だ此処・・・
あぁ・・・そうか、第二執務室で寝ちゃったんだっけ
目が覚めたけど、寒い・・・身体が冷え切っちゃってるな
毛布だけでは足りなかったか、まだ1月だものな
俺は震えながら体を起こす、執務室には誰も居ない様だ
俺は軋む体を自分でほぐしながら、第一執務室へと向かう
既に第一艦隊は揃っていた
磯波も掃除はもう終わったのか、他のみんなと話している
俺は電を連れて、お着替え室に向かう事にした
先日、綾波の改造をした時に、魚雷が1つ余ったので電に装備させてあげよう
電「あ・・あの・・・ありがとう」
この子も照れ屋さんの様だ、可愛いな^^
電を連れて、第一執務室に戻り
今日も、雷撃戦練習の命令をする
みんなが部屋から出て行った後、第二執務室へと戻る
部屋に入ったが、まだ誰も居ない・・・いくら何でも遅すぎる
仕方ないので、木曾に通信を入れてみると
木曾「なんだ?作戦か?」
明らかに寝起きの声で、そう言ってきた
俺は、いいから早く第二艦隊を起こして連れて来い、と命令を出した
暫らくして寝ぼけ眼の、第二艦隊が現れる
三日月、菊月、文月に至っては
まだパジャマのままだ
確かに昨夜は遅かったけど・・・それはどうなのか
俺は色々と小言を言いたかったが
ぐっと堪えて、艦隊行動練習に行くように命令を出す
ぞろぞろと、第二艦隊は出て行く
今までは夜まで作戦をしていても、こんな事は無かったのに
どうしてだろうと考えると・・・
たぶん磯波のおかげだったのではないだろうかと思い至る
彼女なら面倒見が良いから、他の艦娘の世話もしていたのだろう
そんな事を考えながら、俺は任務の確認に司令室へと向かった
昨日はバタバタしていて新任務の確認を、していなかった為である
確認していると敵輸送艦を倒せ、という任務が3種類も出ていた
まぁそんな敵、今迄見たこと無いので保留だけど
ところで秘書さん、昨日の壊れっぷりは・・・
うん、秘書さんには余計な突っ込みは、してはいけなさそうだ
今出来そうなのは、輸送用ドラム缶の準備、という任務だけだった
ドラム缶・・・以前、綾波と作ったアレか・・・
アレが何の役に立つのかは、よく分からないが
ともかく任務としては装備品を3つ破棄せよ、という事だ
俺は破棄する物があったか、工廠に確認しに行く事にした
保管されていたのは、対潜水艦用の爆雷が2つと
戦闘糧食が1つと、ドラム缶が1つ、のみだった
この任務ってドラム缶が報酬なのに
破棄する物がドラム缶でも良いんだろうか?
まぁどのみち、ドラム缶以外は捨てたくないから数が足りない、保留だな
諦めて、第一執務室へと向かう
部屋に入ると、第一艦隊は既に帰還していた
6人は何やら、勉強している様子だ
覗いてみると艦娘の装備の種類、とか陣形についての様だ
白雪が先生役になって、みんなに教えている
俺は邪魔にならない様に、こっそりと磯波から報告書を受け取る
最近の磯波の報告書は、以前の綾波の報告書に似てきたな
もしかしたら、綾波に書き方を教わったのかもしれない
たまには、あまりまとめずに見せようか
以下、報告書の内容
磯波・錬度16 耐15 火29 装16 雷49 回63 空 30 潜36 索07
白雪・錬度18 耐15 火29 装19 雷55 回62 空 29 潜40 索07
電 ・錬度15 耐15 火28 装19 雷54 回62 空 31 潜39 索07
潮 ・錬度13 耐15 火26 装18 雷45 回58 空 29 潜40 索06
綾波・錬度20 耐30 火23 装19 雷40 回84 空 30 潜50 索13
漣 ・錬度12 耐15 火23 装15 雷40 回58 空 28 潜31 索06
ざっと、これ位に細かい
俺は勉強が終わったら、補給するように指示して、第二執務室に向かう
部屋に入ると、こちらも第二艦隊は揃っていた
何故か、ノリノリでポーズを決めている木曾を
望月、三日月、菊月、文月の4人が写生している・・・
いや絵を見た感じ「お絵かき」と言った方が良いかもしれない
いつから、此処は幼稚園になったのか・・・
みんなに付いていけてない深雪が、報告書を持って来た
どうやら、木曾はモデルで動けない為の様だ
以下、報告書、まとめ
木曾・神力Ⅳ 深雪・神力ⅩⅢ 望月・神力Ⅸ
三日月・神力Ⅷ 菊月・神力ⅩⅢ 文月・神力Ⅵ
だから! わかりにくいっつーの!
また、叫んでしまった・・・
お絵かきしている文月に、シー、っと怒られる・・・
すいません・・・^^;;;
俺は深雪に、お絵かきが終わったら、補給しておく様に指示して部屋を出る
2つの艦隊に、すごいギャップを感じながら、1人寂しく補給を行う
うん、今日はもう・・・フテ寝しよう・・・
おやすみなさい
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