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二十四日目の、朝が来た
今朝は、流石に全然起きられず
綾波に体を揺すられて、やっと目が覚めた
心配そうに、綾波が俺を覗き込む
大丈夫、少し疲れているだけだよ、と答えて体を起こす
綾波には今日も、第二艦隊の対抗戦の相手を頼み
第一艦隊に、それを伝えに行って貰い
俺は、第二執務室へと向かう
既に第二艦隊の面々は、揃っていた
天龍が俺の来るのが遅いと、ぼやいてきた
磯波が提督さんに失礼ですよ、と天龍をなだめてくれている
この2人、性格は反対だが
案外良いコンビになるかもしれない・・・
第二艦隊には、昨日に引き続き対抗戦を命令する
天龍は今日こそは勝ってやる! と勇ましく出て行く
まぁ・・・頑張ってくれ^^;
俺はちょっと、執務室で報告が来るまで仮眠していよう・・・
眠っていたら、天龍のげんこつで起こされた・・・むぐぐ#
どうやら、対抗戦が終わり報告書を持って来た様だ
対応があまりにも、綾波と違う・・・
気を取り直して、報告書に目を通す
以下報告書、原文そのまま
勝ったぜ! やったぜ!
えーと・・・・これ報告書?
大雑把にも程があるだろうw
俺は天龍に、次回からはもっと詳しく報告書を作る様に指示するが
えー・・・報告書なんて・・・かったるいし、適当で良いじゃないか
と言って、天龍は目を逸らす
いやいや、そんな訳にはいかないよ^^;
どうやら、天龍は見た目の印象通り
細かい作業には向いていない様だ
困ったなぁ^^;
これでは、全然内容が分からないので
第二艦隊と補給をしながら、皐月に話を聞いてみた
話をまとめると
お互い2隻大破して、ギリギリの判定で第二艦隊の勝利となった様だ
それも天龍が、半ば強引に勝利という事にしたらしい・・・
やれやれ、困った物だな^^;
それでも第二艦隊の錬度は、結構上がった様だ
第一艦隊と実質、引き分けたのだから
補給が終わると、俺は第一執務室へと向かう事にした
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